θ理論(Theta Theory)

θ理論について。

以下の文を考えてみる。
John ran.
John saw Mary.

どっちも正しいのはわかる。しかし、以下の文には違和感を覚える。というか、間違っている。
John ran Mary.
John saw.

これらのことを理解するために、θ-theoryがある。ざっくり言うと

「述語(predicate、とりあえず動詞と考えて良い)はそれぞれ適切な数の項(Argument)がいる」

ということだ。
より知るために、θ-role、θ-gridなどの概念を考える。

θーrole

θ理論において、述語(predicate)は、θ-roleを項に割り当てる。以下にいろいろなrole(役割)を示す。意味がわからないと思うが、θ-gridの説明でわかるようになると思われ(^=^) 太字がθ-roleを割り当てられた項を示す。
Experiencer→John saw Mary.
Agent→John destroyed the statue.
Theme→John saw Mary.
Patient→John destroyed the statue.
Goal→John gave the book to Mary.
Location→John put the book on the desk.

θーgrid

いきなりだが、seeのθ-gridを見てみよう。
SEE<Experiencer, Thema>
なんとなくもうわかっていると思うが、これは、
「seeという動詞は、ExperiencerとThemaのθ-roleを割り当てる項が必要である」

ということだ。だから、「John saw.」という文は間違いなのである。なぜなら、seeという動詞は、ExperiencerとしてJohnという項(Argument)があるが、Themeが文の中に存在していないからである。これは、seeのθ-gridを満たしていない。

まとめ

つまり、θ理論とは、θ-roleを用いて、それぞれθ-gridをもつpredicate(述語)を説明しているのである。例として、seeのθーgridをあげた。例文では、seeのθ-gridをviolate(違反する)していたから間違いだということである。以上が超ざっくりθ理論である。

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